ゆとり受験」ということを「モーレツ受験」「詰め込み受験」との対比でその利点を考えていくと次のようになる。合格率が同じ能力の子が二人いたとして、一方は毎日のような塾通い、夜遅くまで勉強、他方は塾通いは二目か三日、夜は十時半には寝る、という勉強を続けていて、どちらが合格しやすいかというと、前者より後者である。理由は簡単。前者は疲労が溜って勉強の効率が悪くなり、入試直前には失速する可能性が高いからである。反面、後者は疲れていないので能率の良い勉強ができ、直前の追い込みも効くからである。言ってみれば、「ゆとり」も学力のうちなのだ。ただし、「ゆとり受験」は最大限合理的なものでなければならない。合理的な勉強をしてはじめて「ゆとり受験」はその効果を発揮するのであって、そうでなければいかに効率が悪いとはいっても「モーレツ受験」「詰め込み受験」に敗れてしまうのは理の当然である。喩えてみると、「モーレツ受験」「詰め込み受験」は「じゅうたん爆撃」「人海戦術」、「ゆとり受験」は湾岸戦争における「ピンポイント爆撃」のようなもので、ハイテクを駆使した高等技術なわけである。
【参考記事】
http://www.tecci-ztecatl.net/menu2/ultgsh13151.html