ブランドの成功とバックエンドでの流通管理の巧さ

2010-12-21

リストラ中のレナウンを尻目に、オンワード樫山はバブル崩壊以降に投入したブランドを軌道に乗せ、「ブランド軸経営」は着実な成果を上げている。ブランド「23区」と「組曲」は400億円、規模に成長し、メンズブランド「五大陸」も100億円超に拡大するなど、好調なブランドは数多い。ブランドの成功とバックエンドでの流通管理の巧さがオンワード樫山の好調を支えている。同社は2001年秋からは、子会社(オン・ビジネス・トレンド)を通して、カルバン・クラインの商品をフルラインで扱う、500〜1000平方メートル規模の大型の新業態をスタートした。かつてのパワーにやや陰りが見え始めたカルバン・クラインのテコ入れ策として着手したものだ。オンワード樫山は、この新業態の展開を進めると同時に、既存店のスクラップ&ビルドにも取り組んでいる。200店近い売り場を半数程度に減らす方針だ。