入学後に厳しい選別

2010-12-10

父性原理と母性原理、いずれの原理も長所と短所とがあり、また一方の原理だけで成り立っている教育というのもあり得ない。また、両者の葛藤は教育学の永遠の課題である。しかし、国により文化によって、どちらか一方が優位を占めることのほうが普通である。小学校の時から勉強の遅い子はどしどし落第させるし、できる子はどんどん飛び級させるスイスのような国は父性原理が優位である。あるいは、アノリカのように、大学に入るのは比較的楽だ、が、入学後に厳しい選別が待っている、というのも父性原理である。これに反して、日本では明らかに母性原理が優位である。ことに大学がそうである。すでに第四章で述べたように、大学こそが母性の中の母性、いわばグレートマザーとして君臨している。高校以下ではいくら学校が母性原理でも、塾が父性原理を担っているので、子どもたちはまったくの母性原理の中で暮らす、というわけにはいかなかったのだが、大学ではそれもないのである。したがって、一度入学してしまえば、後は楽勝科目を取るとか、一夜づけで切り抜けるとかすれば、遊び惚けていても卒業できることになったのである。特に、文科系がそうである。

【参考記事】
http://www.kidstattoos.net/menu2/aoskoh13197.html


http://www.railservicesinc.com/menu2/gtourt13196.html


http://www.shopyland.net/menu2/yrrwpb13195.html