量販店(GMS)はいまだ売上不振

2010-12-22

量販店(GMS)はいまだ売上不振の長いトンネルから抜け出せていない。日本チェーンストア協会の調べによれば、イオングループなど一部の企業を除き、全体的にはマイナス基調だ。2000年の長崎屋、2001年のマイカルのような大手量販店の経営破綻の余波は大きく、量販店業界全体に不透明なイメージを与え、より一層の顧客離れを引き起こした。これまで量販店の不振の要因とされてきたのが、ユニクロに代表されるカジュアル衣料専門店の台頭だ。だが、こうしたカジュアル衣料専門店も売上減少に転じている。かといって、量販店の売上が回復しているわけでもない。つまり、量販店の不振は、競合などの外的要因だけではなく、内的要因も大きいのだ。そもそも量販店がどれだけ顧客に具体的なライフスタイルを提案できていたか、疑問が残る。店舗間の格差が開きつつある百貨店業界以上に、量販店はシビアな時代を迎えている。