建物そのものの資産価値が喪失

2012-01-07

戦後の住宅難と相まって、政府が住宅建築を経済刺激策の一環としてカンフル剤的な政策をどんどん打ち続けた結果、あるものが失われていった。いったい何が失われたのか?それは、建物そのものの資産価値である。政府は、経済に元気が無くなると、場当たり的な住宅政策を打ち続けた。住宅建設を景気刺激のカンフル剤としてしか扱わなかった結果、住宅は短い寿命しかもたされなかった。建て売りがバンバン売れる中で、日本の住宅はスクラップ・アンド・ビルドが前提となり、効率が重視され品質に関する基準はほとんどないといえる状態だった。

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結果的に、欧米のように住み続けるほどに住まいの価値が高まり、時の経過が建物の価値に転化するようなことはなく、木造住宅は20年で無価値と評価されるようになってしまったのである。