営業マンの給料も建築主が負担

2012-01-23

ハウスメーカーに営業マンは付きものである。営業マンとはいっても、実態はセールスマンである。この営業マンは非常に効率が悪い。一人の客と契約を取るのに何十人、何百人とあたる。しかし、これは「営業」の宿命でもある。ところで、ハウスメーカーから購入する住宅の価格のうち、どの程度が営業マンの経費であろうか。まず、大阪のカメヤグローバルの調査によると、営業マンの年収(給料とボーナス)は1000万円、年間六軒の契約をする。

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したがって、一軒あたりニハ○万円がかかっている。また、営業マンの年収は八〇〇万円、年間に八・四軒の契約をする、一軒当たり約九五万円となる。この平均をとると、ざっと一一七万円が営業マンの報酬となる。さらに、営業マンにはこれ以外に退職給与、退職繰入金、福利厚生、旅費交通、交際費、通信費などがかかり、この合計額は一〇九万円になる。先の一一七万円を加えた「二六万円」が営業マンの費用である。一方、独立した建築士の場合、設計料二〇〇万円で建築士の給料、賞与、退職給与、退職繰入金、福利厚生、旅費交通、交際費、通信費、借地借家、消耗品、さらには事務員の給料まで賄われる。ハウスメーカーの営業マン費用は、設計事務所での「工事代金の一〇パーセントの設計料」よりも高額なのである。それでいて、営業マンは「設計事務所に頼むと設計料として二〇〇万円はとられてしまいますよ。うちは設計料なんか取りません。二〇〇万円もあれば、もうひと部屋はよけいに造ることもできますよ。設計事務所の設計料は高いですよ。やめておきなさい」と自らの取り分「二三六万円」を棚に上げ、平然と客を説得する。