「しゃべる」行為には、大きな効用がもう一つあります。「わかりたいという強い欲求を生み出す」ことです。覚えたつもりの知識を口に出すことで、自分の勉強の成果に直面させられます。思った以上にわかっているな、と気づいてホッとする場合もあれば、全然わかっていないじゃないか、と焦りを感じる場合もあるでしょう。いずれにせよ、達成感や悔しさが、「もっとわかりたい」という欲求をかきたててくれるのです。また、覚えたところと覚えていないところの区別がはっきりして、重点的に勉強すべきポイントが明確になることも重要です。何をやっていいのか迷っている間は、なかなか本気になれないものです。自分の課題がはっきりし、絞れば絞るほど、意欲が湧くのです。これが、次のインプット、つまり勉強のときの集中力の向上につながり、理解・記憶をさらに向上させていくわけです。ポッと空き時間ができたとき、あるいは、歩いている問でも、どんどんしゃべってみてください。人によっては、現実に直面させられる恐ろしい経験になるかもしれません。しかし、目標達成のためには、あえて一歩踏み出さなければならないときもあるのです。実際にやってみると、思ったほど恐ろしくないことがわかるでしょう。妙な安心感を得ることもあるかもしれません。
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