人間関係をつくる力こそが求められていく

2011-07-03

私は、経営者という立場上、大勢の方にお会いします。そのなかには、社会で成功している方がたくさんいます。そうした方々とお話をしていると、その多くが、相手への心配りの姿勢をしっかりと持っていることがわかります。一方、私は学生時代から多くの生徒に勉強を教えてきましたが、その後の生徒たちの人生を見ると、成績が優秀であっても必ずしも成功しているとは言えません。むしろ、偏差値が高い大学を卒業した生徒などが、社会に出て対人関係につまずいたり、部下の育成が思うようにできながっかりと悩んでいます。いままでの社会は、知識を持っている人が優遇される時代であったように思います。しかし、教育に携わる人間がこんなことを言うとお叱りを受けるかもしれませんが、あえて言わせていただくと、勉強がほかの生徒より少々できてもあまり重要ではないと私は思います。偏差値が少し上がったからといって人生は大して変わらないと思うのです。某個別指導塾はITに力を入れていますが、パソコンソフトのエクセルなどを使えば、数学が苦手な人でも数値の管理が一瞬にしてできてしまいます。むしろ、これからは、同じ職場で働く人の心をうまく掌握し、リーダーシップを発揮できる力や、取引先などからいい感じの人だなと思われるような良好な人間関係をつくる力こそが求められていくと考えます。
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