しまむらは今期から来期にかけ、しばらく凍結していた新規出店も再開する(06年9月には久々となる新店を開業している)。さらに将来的に台湾全土で100店まで伸ばす余地があるとしている。となれば、しまむらは(台湾の)次にどこに進出するのか、私のみならず読者の皆さんも大いに知りたいところだろう。しかし、「今のところ具体的な海外戦略はなし。全くの白紙状態」とFの返答はすげない。台湾進出当初の苦労がトラウマ(?)になっているのだろうか。なおもしつこく「韓国などはどうか?」と食い下がると、「(韓国は)国民の消費レベルも高くウチなりに研究はしているが、出店立地事情が厳しく(進出は)難しそう」(F)とのことだった。しかし私は、しまむらはアジア各国でかなり成立性の高い業態ではないかと見ている。少なくとも多店舗化という面では、ユニクロよりはるかに有望なのではないか。たとえばセブン・イレブンやファミリーマートなど日本の大手コンビニは、すでにアジアで日本国内に迫る数干店規模の店舗網を築き上げている。もちろんコンビニの「フランチャイズビジネス」としまむらの直営ビジネスを一緒くたにする気はない。ただ今後の日本国内の急速な市場成熟化も含め、こと世界戦略に関して、しまむらにはもっと積極的な姿勢が必要ではないかと、(老婆心ながら)思うのである。